インド政府、2017年度の予算で、鉄道安全基金を設立か!


インド政府は今年度の予算で、鉄道の安全確保のために、約13億ルピーの鉄道安全基金を設立することがほぼ検討段階に入ったという。この予算では、かつてからの古い鉄道を使用しているのと、時代遅れの技術を使用していることによる度重なる列車事故をなくすために使用されるとのこと。

具体的には、2020年までにすべての無人交差点を排除することを提案している。

またこれらの予算は、列車内の設備の改善にも使用されることとなる。列車の利用者に快適な列車体験をしていただくために、列車内で提供されるアメニティの改善、トイレのバイオトイレ化、また、駅構内にエスカレーターやエレベーターの設置など、すべての人に快適な経験をしていただくためにそれらの予算が割かれることになる。

政府は今年度の予算案では、インフラの改善に大きく力を注いでいくことを検討している。実際に、去年の設備投資に対する予算12億ルピーに対して、今年度は13億ルピーと設備投資に対する配分が増えていることが分かる。

昨今相次ぐ列車事故を受けて、これらの予算はとても重要な予算になることは明らかである。今後どれくらいのスピード感でこれらの取り組みがなされていくのかは必見である。今後、時間をかけて改善に取り組まれることになると思うが、まずは安全の確保に注力していくことになるだろう。

参考:TOI Railways gets Rs 1 lakh crore crash course in safety