相次ぐ列車事故。日本の技術が求められる時。


インドでまた列車事故が発生してしまった。インド南部のアンドラ・プラデシュ州で鉄道が脱線し40人近くが死亡した。昨年の11月に100人を超える死者を出した事故に続き、大規模のな列車事故が止まらない。経済発展を期すインドにとって、移動インフラの安全性は大きな課題となっている。

■ 背景
・現在インドに敷設されている鉄道はイギリスがインドを植民地として治めていた19世紀半ばから末にかけて造られたもので、老朽化が進んでいる。
・政府が鉄道の安全性について過大評価しており、長い期間、整備や再建に着手していなかった。

インドでは高速鉄道の工事開始が始まり、昨年末から工事に関連する日本人も多くインドに入国し始めている。2月には200-300人の日本人が建設工事に向けてインドに滞在するという話もあり、いよいよ本格的に動き出す流れとなってきた。

高速鉄道だけでなく、市民が使う列車や貨物列車についても改善を急がなければならない。インド国民だけでなく、観光客の安全性をアピールすることが経済をより発展させることに繋がるだろう。

日本企業、日本政府には資金はもちろん、技術を伝えるという意味でも大きな期待が寄せられているだけに、まずは高速列車の導入を成功させたいところだ。