オフィスワーク

ここまで違う?!インドと日本の就職活動

インドでの就職活動

インドでのキャリアを前に立ちはだかる困難

わくわくしながらの早速再入国したインドでしたが、入国した時期は12月中旬です。すっかり忘れていました。インドでの会社の待遇として、有給は4週間、そして通常、クリスマス周辺でしっかり4週間取るのです。日本で働いていたときは、有給消化のために上司が部下に有給を取るよう指示をしていましたが、インドではみな躊躇なく4週間しっかり、または、前借をしてまで休みはしっかり取るのです。

就職活動をしていた私にとっては、2ヶ月はとても長い時間でした。応募しているにもかかわらず、担当者が休暇でいなかったり、書類審査に時間がかかったりと、気が気ではありません。頭では分かっていても2ヶ月も就職活動をすると自分に自信がなくなってきました。

日系旅行代理店に就職が決定

2ヶ月待って、日系の旅行会社で応募がありました。日本語と英語を使って、企画や営業職を考えてた私にとって、希望の職でした。履歴書を送り、面接が決まり、就職が決まったときは期待でいっぱいでした。成人してから2ヶ月も無職だったことがなかったので、本当にうれしかったのを覚えています。

90%は日本人の職場で、職場で使う言語はほとんどが日本語でしたが、もちろん社外への電話や問い合わせは英語です。久しぶりにインドへ来て、ほとんどの友人は帰国していましたから、新しい職場での友人も作りやすく、ホームシックにもなりませんでした。

痛感する文化の違い

日本人が真面目なのかインド人が真面目なのか

1番苦労したことは、インド人と日本人の働き方のギャップです。私の仕事は、日本にいる営業チームのサポートでした。こちらから企画を提案したり、見積もりを出すために各方面へ問い合わせをします。また日本からの企画に伴い、手配や現地サポートをします。

日本人にとって「締切は絶対」です。基本的に何が何でも守ろうとします。しかしインド人にとって「締切は絶対」という概念はないように思えます。これは、初めのころは怒りを覚えたくらいです。日本にいたころは、お客様に言われた用件は何が何でもやり抜く、ような仕事のやり方でした。だって、お客様は神様と営業では教わってきましたから。でも、インドではお客様も人間なんです。だから、締切に間に合いそうになかったら「来週まで待ってください」と簡単に言ってきたり、「申し訳ないけど、それはできません」と上司に相談もしないで断ってきたりと、初めはやる気がないのかとがっかりしていました。

しかし、インド人にとって、今週できないことを無理して今週の約束をして、間違いでもしたらそっちのほうが効率わるいし、できるないことをできると約束することのほうが無責任なのです。それに、日本で働いていたころは残業してれば「頑張ってるね」と褒められるようなところがありましたが、インドでは「残業=仕事のできない人」なのです。もちろん上司からの評価も下がります。だから、できることをしっかりするというインド人の働き方になれるまで若干時間がかかりました。

日本人の働き方は、「働くために生きる」と、一生懸命に働くことが美学だと思います。インド人にとっては「生きるために働く」といった間逆なポリシーです。平均して数年に1度は転職をするインド人は、「自分が幸せであるために」ということを常に考えているのかもしれません。

日本とインドの制度の違い

インドはよく、ワークバランスのある生活ができるといわれる国です。しかし、就職をしてびっくりしたことがあります。日本では当たり前の「交通費支給」は、どこの会社でもありません。自己負担です。また、日本の会社であれば、1年に1度受ける「健康診断」は、会社では行いません。自己責任で手配をして、実費になります。