インド

【インド就職体験談】なぜ私がインドで就職したのか!


私(30代後半・男性)は2003年、23歳だったころに、インドで就職をしました。当時は日本語以外、英語も全く話せませんでした。日本という恵まれた国で生まれ育った私が何故海外で就職したのでしょうか。今回は私が海外で就職した理由を3つ紹介します。

日本での就職活動に失敗したから

海外就職をした1つ目の理由は「日本での就職活動に失敗したから」です。インドに来る前は、日本で専門学校に通っていて、国家公務員を目指していました。しかし当時の倍率が非常に高く、残念な事に夢は叶いませんでした。日本での就職活動に失敗した私は自信をなくし、日本で就職をしたいという考えは完全に無くなっていました。そこで思いついたのが、日本を出て海外で就職をするということでした。しかしその時点でどこの国に行きたいかは、全く決まっておらず悩んでおりました。そこで、父親から進められたのがインドだったのです。

インドという国自体はほとんど名前しか聞いたことがなく、タージマハルがあるくらいの印象でした。インドについて調べてみると、人口が世界2位で経済成長率も非常に高い(今ほどではないですが)国だとわかり、興味が湧いてきてインドに行くことにしました。

就職活動に失敗した自分にはもう後は無いと考え(今思えば当時の自分は思い詰めすぎでしたが)、それをすぐに行動に移すために1ヶ月以内にインドに行きました。

インドで初めに就職したのはNGO団体で、そこでボランティアをしていました。活動内容としては、貧しい人達に井戸堀りを支援、医療活動、孤児、エイズ患者のケア、農業支援など多岐に渡る仕事内容でした。今当時の事を振り返ると、日本では経験できないような非常に貴重な経験だったと思っております。

インド ボランティア

世界で活躍したかったから

海外就職をした2つ目の理由は「世界で活躍したかったから」です。なぜ海外で就職したのか、よく知人や友人から問われる事が多いです。もちろん拘りがないのであれば、生活に不自由がない日本で就職する方が良いに決まっていると今でも思っています。しかし当時は、就職活動に失敗していたこともあり、自分が日本でやりたいと思う事が見つかりませんでした。自分は小さい頃から、将来世界で活躍したいと思っていたので、日本で就職せずに海外で就職して世界に貢献したいと思うようになりました。

海外で就職するとなると真っ先に生じる問題は言語ですが、それについてはボディランゲージでなんとかなるだろうと、特に考えておりませんでした。確かに海外での就職は大変なことが多いです。今まで日本で生活してきたのに、いきなり海外に移住しなくてはなりませんので、ストレスもかなり感じます。しかしそれだけのやりがいはあります。初めは海外生活に慣れるのにとても苦労をしましたが、1ヶ月もすれば慣れるので大丈夫です。

タージマハル

海外は物価が安いから

海外就職をした3つ目の理由は、海外の物価が比較的に安いからです。日本は税金国ということもあり、物価が何かと高いです。日本でも就職はした事はありましたが、外食にしても、住まいにしてもお金がかかることが多く、給料をもらっても生活が厳しいのは事実でした。

海外で日本よりも物価の安い国に住んで、日本と同じくらいの給料を貰えれば、十分な生活を送れると思っていたので、海外に就職する事にしました。しかし、現実はそう甘くはなく、外国人には外国人の給料の相場があるようで、現地の人の給料よりも安かったです。

そのこともありインドで就職した当初は、本当に給料が低く辛かったです。住まいも借りる事が出来ないと思った程の金額でした。しかしインドという国の経済成長もあり、今は昔と比べても随分年収も伸び、満足な生活が出来る程になりました。

インドの牛

まとめ

海外に就職するには当然、それなりの勇気もいります。もし海外で就職したいと考えているのであれば、とにかく行動してみると良いと思います。きっと自分にあった国が見つかるはずです。もちろん日本で仕事をする以上に苦労は多いと思いますが、その分やり遂げたときの達成感も増えます。

私が海外就職をした3つの理由ですが、実際に体験して貰えれば分かって頂ける事だと思います。これから、海外で就職を考えている方がいらっしゃるのであれば、是非参考にして頂ければ幸いです。