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【品質管理・お客様対応】インド就職で日本人の性格を活かす

インドではこれまで、商品の品質が低いこともお客様の対応が遅いこともそこまで問題視されていませんでしたが、近年、日系企業が多く進出しててきており、最近ではインドでも品質管理・対応スピードの早さを求められることが多くなっています。私はインドの下請けメーカーに勤めて、今まさに需要が増えてきている「品質管理能力」と「お客様対応の早さ」は、多くの日本人が備え持っている性質であると感じました。今回はその2点のことと、私が品質管理に携わって得たものについて紹介します。

日本人は品質管理とお客様対応が得意

インド人と日本人の品質管理に対する意識の違い

インドでは品質管理シートがあっても数値は適当に入力するので、品質管理シートに記載されている数値と、実際の商品の数値が異なることがほとんどです。また管理者も、たった1ヶ月に1回だけ作業者の記録を見て、まとめてサインをするなど品質の管理についてはとても適当です。これはそもそもインド人が品質の高いものに囲まれて生活してきたわけではないため、「良い品質」についての彼らの基準が低いことが原因にあると考えられます。

それに対して日本では品質管理シートを使って細かく製品を管理して、それをさらに管理職の人達がきちんと行っているか確認をします。日本人は質の高い物に囲まれて生活してきたためか、品質を重要視する人が多いようです。そしてこの品質を重視するという日本人の性格が、日本人の品質管理能力の高さにつながっていると私は思います。

工場

インドと日本のお客様対応の違い

インドの企業では、客先で何かトラブルがあっても、対応するまでに1週間も掛かってしまいます。これはインド人の中に「お客様対応は1週間かかる」という常識が染み付いているからだと私は思います。それに対して日本では「お客様対応のスピードは信頼に繋がる」と考えられているためか、連絡があったその日の内に対応する場合が多いです。

近年インドで「対応の早さ」と「品質管理能力」の需要が高まる

近年、インドには大手の日系企業が多数進出してきており、それらの企業の中で、インド系企業の下請け会社による品質不良と、そのお客様対応の遅さが問題になっています。先に記述した通り、インド人にとっては品質管理や対応のスピードの大切さは、今まで意識したことが無いため、彼らに直せというのは難しいかもしれません。

したがってインド就職する日本人には、高い品質管理能力と素早いお客様対応が求められる傾向にあります。

仕事

インドで私が品質管理に携わって得たもの

インド系の下請け企業に入ってすぐ「日本人だから得意だろ」という理由で品質管理者という大事なポジションを任され、どうやったらインド人の意識を変えることができるか試行錯誤しました。これまでの人生で人前に立って行動することなど殆どなかった人生でしたが、インド人従業員をマネージメントする立場になって、リーダーシップと自分への自信が身につきました。

また、いきなり「日本の下請け企業並みに品質を上げろ」とインド人従業員に言うのは酷な話なので、お客様を見て、どこの品質を優先してあげるべきなのかはとても考えました。どこを優先すべきかを間違えると、せっかくインド人従業員が品質を改善してくれてもあまり意味が無いので、決断するのに沢山考え込みました。そうしているうちに「今何を優先すべきか考え抜く力」が身につきました。今は品質管理の仕事はしていませんが、この「今何を優先すべきか考え抜く力」はどこに行っても通用します。

まとめ

最近インドでは、日系企業の進出も多いことから、品質管理やお客様対応のスピードのニーズが高まってきています。この2つについてはインド人よりも日本人のほうが得意であることが多いため、インド就職を考えている方にとっては良いニュースです。品質管理や対応のスピード意外にも日本人という性格を活かせる仕事が沢山あります。インド就職を考えている方は是非、これらについて1度考えてみてはいかがでしょうか。