日本人女性が働く姿

【女性必見】大企業で働いていた私が何故インド転職したのか


大手日系企業で5年間働いていた女性が何故インドに転職したのか。それは、安定した大企業で働いているうちに「本当にこのままで良いのか。」と自分の今後の人生に不安を覚えたことがきっかけでした。今回は彼女が日本の大手企業で働いてから、インド転職に至るまでの道のりを紹介します。

転職のきっかけは、「このままでいいのか?」という不安

転職のきっかけは、ただ漠然と抱いていた「釈然としない思い」からでした。日本の大学を卒業し、日本の企業に新卒として就職して5年。当時の私は、安定した日本の大企業で毎日夜遅くまで真面目に働いていました。人間関係もよく、上司からも可愛がってもらっていました。時には重圧に負けそうなくらい責任のあるプロジェクトを担当したりもしていました。しかし、ふとした時にこんなことを思うのです。

「私このままでいいのかな…?」
「やりたかった仕事ってこんなことだったかな?」
「自分のパフォーマンスを認めてもらえず辛いな。」
「理想のキャリアアップの道筋が見えてこないな。」
「上司の仕事を見ていて、将来自分がやりたいと思わないな。」

など、仕事をしていてそういう気持ちが突然沸き起こるのは、きっと私だけじゃないはずです。この突然沸き起こってくる思いが転職のきっかけでした。この時点ではインド転職ではなく、国内の転職を考えていました。

分岐

偶然見つけたインド転職のチャンス

初めは国内での転職を考えていたので、国内の会社の条件を1つ1つ比べて、「どこにいっても大して変わらないかもしれない…。」そう思い始めて、転職活動にも少し疲れてきた頃でした。いつもどおり転職サイトを眺めていると、インドでのプロジェクトとその現地採用情報がふと目に入ったのがきっかけでした。前の会社は安定こそしていましたが、海外に駐在をするチャンスはなかったため、それまでインド就職という選択肢すら思いつきもしませんでした。

その求人を見ているだけで、自分がインドで仕事をして将来どうなっていきたいか、その道筋がすっと見えたような感覚を覚えました。インド就職は面白いかもしれない!

求人を見終わった頃には、いてもたってもいられなくなり、すぐに履歴書を書いて応募しました。Skypeの面談で話を聞いてプロジェクトの内容の詳細を聞き、ますます面白そうだなと感じました。

インドは人口も成長速度で言っても、日本よりもはるかに伸びしろのある国です。そんなインドには日本では経験できないような規模の大きい求人が溢れています。そしてインドでは最近、最先端技術や質の良いサービス業などを日本から学びたいといった需要もあるため、日本人は就職しやすいと言われています。インドへ転職するなら日本人需要も高い今がチャンスなのです。

女性が海外で仕事している写真

インド転職に踏み切る「やらない後悔より、やって後悔」

人生は選択の繰り返しだ、なんてことは良く言われていますが、転職も1つの人生の選択であることに間違いありません。ましてやインドでの転職ということは、慣れない街・言葉・文化・食事・習慣・宗教の中で生きていくということ。その土地のマイノリティになるということ。決して一時のテンションに身を任せて決断できることではありません。

私はいろんな人に相談しました。私は女性ということもあり、周りの友人が結婚・出産をしていく中、産休・育休制度もしっかり整った安定した企業を辞めて、敢えて外国に行き厳しい環境を選択するなんて勿体無い、と反対意見もたくさんありました。もちろん「こんなチャンスないよ、行っておいでよ」と背中を押してくれる人も。

私はいつも何かを選択するときは、「後悔するか、しないか」を自問自答して、決断の基準にします。私は最終的に、インドに行くのを諦めて日本でこのままの生活を選ぶことの方が後悔するのだろうと思い、インド就職という結論を出しました。やらない後悔よりも、やって後悔した方が絶対に良いに決まっています。

人生における重要な選択ですから、色んな人にアドバイスをもらって、じっくり考えることは非常に大切だと思います。こうして初めて、間違っていなかったと思える1つの選択ができるのは間違いないと思います。ですが最後の決断を下すのは自分です。やらない後悔より、やって後悔した方がいい。私はこの時の選択を、後悔しません。