海外で就職する前に知っておきたい!インドと日本の3つの違いとは?


海外で就職して働き、キャリアを広げたいと思っている方へ。海外と日本で働くことには大きな違いがあります。本記事では、海外でも日本と正反対の文化を持つと言われるインドと日本の違いを3つ紹介します。

ジェネラリストとスペシャリスト

一般的に日本の大手企業は3-5年程度で人事異動によって人材をシャッフルさせます。これによって、新たな出会いを生むことで知識や情報を共有できる、人脈を作ることで部署間のやり取りを円滑にする、など社内でのつながりを強くする狙いがあります。日本企業の多くは様々な業務を経験することで多分野において平均点以上を目指すジェネラリストの育成を志向しています。
一方インドでは、専門性を高めて技術を高めることを重視しているため、職人のようなスペシャリスト型の人材が多数生まれます。とりわけ、そのため、個人としてのスキルや知識を最大限生かそうと転職してキャリアアップする文化があります。

個人のスキルアップによって転職・キャリアップを目指すインド人

日本では終身雇用を志向する風潮が根強く残っています。終身雇用とは1つの会社で定年まで働き続ける意味で、2011年に厚生労働省が行った調査によると、終身雇用を支持する人は全体の9割近くに及びました。上述した通り社内でのつながりを強くしているため、簡単に退職できない空気感が日本企業にはあります。 (参照:厚生労働省 平成26年版 労働経済の分析 -人材力の最大発揮に向けて- http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/14/backdata/3-1-05.html
インドでは年功序列などの制度がないため、平均3年での転職が一般的となっています。個人の専門性をいち早く高めることがキャリアップにつながると考えているため、インド人は成長意欲が圧倒的に高いのです。

インド人は時間にルーズ?

日本では「インド人は時間を守らない」というイメージを持っている人が多いと思います。これはインド人が時間に対して寛容であるからだと考えられます。筆者は普段、時間を守るインド留学のMISAOのインド人スタッフを間近で見ているためあまりそう感じませんが、外に出ると時間に対してルーズだと感じることが多々あります。インド人に「1時間以内に行く」と言われたら3-4時間遅れることは常識の範囲内として頭に入れておいたほうがいいでしょう。

いかがでしたでしょうか。インドは「そこにマーケティングに王道はない」と言われるように、12億の人口に加え多民族、多宗教、多言語の国で一筋縄にはいかない国です。そんな難しい国で働く経験はみなさんがキャリアの幅を広げる環境に違いありません。