新幹線

インド新幹線計画がいよいよ始動!日本式の導入は成功するか?!


インドの国家高速鉄道公社は日本の新幹線技術の導入が決まっているインドの高速鉄道について、今後の事業計画を具体的にまとめるためにJICAやインド公社が、今月から本格的な調査を開始する覚書を結んだ。

11月に日本の新幹線方式の導入が採択されたインドの鉄道高速化計画は、当初2023年の開業を目指し2018年の着工する予定で進められている。インドの西部の一大商業都市ムンバイと工業都市アーメダバードの約500キロを結ぶこの計画は現行の所要時間8時間から2時間への短縮が期待されている。但し、日本の技術を導入するにあたり課題も多く、計画通りの開業に向けて様々な対策を講じる必要がある。

課題
・インドでは鉄道の駅は貧困層を引き寄せる施設と見られているおり、実際に住居がない人の拠り所になっているのが実情であるため、駅を中心に都市開発するという考えがない。日本では駅を中心に街を創っていくため、この意見のすり合わせは必要だ。
・インドでは鉄道の線路は広大な土地に敷かれているため、フェンスやガードで仕切られておらず、人や動物が線路を横切っているの現状である。全線高架橋にするなど対策を検討する必要がある。

モディ首相は日本との原子力協定やイギリスとのインフラ資金を呼び込むファンド創設の合意をするなど、国力を高める外交を次々と進めている。11月には紙幣改革も行われ、社会問題の解決に積極的に動いている。

今回の鉄道高速化計画も完成までに多くの課題が予想されるが、沿線地域への経済効果も期待されており、インド経済のさらなる発展のために重要な施策となる。

参考記事NHK NEWS