バンガロールの町並み

【インドの注目都市3選】バンガロール/チェンナイ/ムンバイ


GDP成長率で中国を抜かしたインド。その勢いはこれからも続くと言われており、数年後には日本を抜いて世界第3位の経済大国に成長すると言われています。本記事ではそんなインド経済を牽引する3つの都市を紹介します。

バンガロール

バンガロールはインド南部のカルナータカ州にある都市で総人口12億5000人のインドで5番目に多い人口を誇ります。標高920mに位置するバンガロールの気候は他の都市と比べて比較的涼しく「インドのガーデンシティ」と呼ばれています。そんなバンガロールにおいてインドを牽引するのがIT産業です。1947年のインド独立後、宇宙、重工業、航空、防衛などの工場が進出したことで、その後「インドのシリコンバレー」と言われるまでになりました。インドでは外資系企業のコスト削減を狙ったアウトソーシングが盛んですが、このバンガロールにおいてはスタートアップの育成にも力を入れています。

チェンナイ

チェンナイはインドの東海岸沿いベンガル湾に面するタミル・ナードゥ州の州都で、人口はインドで4番目に多い都市です。「南インドの玄関口」の異名を持ち、自動車製造業、ソフトウェアサービス、金融サービスなどが盛んで日産自動車やフォード、現代自動車などが進出しています。また、昨年はIBMがクラウドデータセンターを開発したことで、ローカルでのクラウドロケーションを実現しようとしています。これらによってチェンナイの経済規模は先10年で2.5倍の1000億ドルまで伸びると予測されています。。

ムンバイ

ムンバイはインドの西海岸に面するマハーラーシュトラ州にある都市です。アジア有数の金融センターとしても知られており、インド準備銀行やボンベイ取引証券所など官民の金融機関をはじめ多くのインド企業や外資系企業の拠点となっています。そのためビジネスの機会に多く恵まれ、チャンスも転がっているため様々な文化や慣習が入り混じっています。訪問した人曰く「カネの匂いがする街」だそうです。

以上、インドの経済成長を支える3つの都市を紹介しました。この他にもインドには世界が注目する都市がいくつもありますので改めて紹介していきます。