新卒3年目でインドに転職した20代の日記ー現状を変える勇気ー


こんにちは。僕は大学卒業後、日本の専門商社で3年間働き2ヶ月前にインドに転職してきました。僕自身、突出した能力やスキルがあるわけではなく(英語も全然話せませんでした)取り柄といえば明るさと元気さのみという人材です。僕の出身校は獨協大学という埼玉にある小さな大学でいわゆる中堅校に分類される大学で(偏差値50〜60の大学は全体の約30%と言われている)、その後入社したシナネン株式会社(現:シナネンホールディングス株式会社)も東証一部上場しているものの有名企業まではいかない中堅企業です。そして、新卒3年以内の退職率も約30%と僕の経歴はまさに「よくいるよね〜」と言われるものです。
この日記シリーズでは、そんな「超いるいる系」人材の僕が異国の地インドで働き、生活する様子を伝えていきたいと思います。この日記が就職や転職を考えている人、何かに挑戦したい人、特別な能力やスキルがなくて悩んでいる人などなど、これから一歩踏み出す人に少しでも良い影響を与えられれば幸いです。

決断することは何かを決めて断ち切ること

僕がインドに来た理由は初めての転職~私がインドを選んだ理由〜に書いた通り、変化の大きい振り切った選択をする「必要がある」と自分自身に感じていたからです。その背景には「よくいるよね〜」という多数派に属して安心している自分に対するコンプレックスやこのままでは埋もれてしまうという恐怖がありました。そして、僕にとってそれを打破する最短かつ最善の解決方法が「インドで働く」だったのです。
前職の給与、福利厚生などの待遇(当時の住宅補助は家賃の9割!)は一般的に見ても申し分のない水準でした。それを手放すのは思っているよりもずっと勇気のいることでしたが、僕にはそれを捨ててでも次に行かなければならないほどの焦燥感がありました。決断とは何かを捨てて何かを得ること。何かを得るために僕は今ここにいます。しかし、それは与えられるものではなく自らが取りに行かなければならないものです。誰かから与えられるものには制限がありますが、自分で掴みとれるものは無限に広がっています。もちろん保証はありませんが、僕は自分の可能性に賭けてみたのです。

次回は、実際に働き始めて直面した壁について綴っていきます。