ポイ捨てに10,000Rsの罰金!ゴミ大国インドは変わるのか。


ニューデリーのNational Green Tribunalは昨日、公共の場所でゴミを投げ捨てることが判明した人物、行政機関、民間企業に10,000ルピーの罰金を科すと発表した。
※National Green Tribunalはインドの環境問題に関わる問題を解決するために作られた特別裁判所

「指導者の指示に従わないか、排水口や公共の場で廃棄物を投じる人、ホテル、居住者、屠殺場、野菜市場などは、デフォルト当り1万ルピーで環境補償を支払う責任がある」とNGTは発表し、全ての廃棄物は適切に分別され、収集、運搬、処分されることとし、”法的義務”とした。

背景
・インドのゴミ問題は重大なゴミの処理場が適切な数足りてないため街中に溢れている
・ゴミの分別がされておらず処理の工程で有害物質を排出している
・産業廃棄物の不法投棄,有害物質の垂流し問題などを規制する法律はあるが監督する期間が少ない、また企業側のモラルも低い

インドはモディ政権以来様々な法律を厳格化している。その一つが11月に改革された交通規則であるが、シードベルト未着用や信号無視の罰金が5倍-10倍に厳格化されて以降、タクシードライバーを中心に改善される傾向にある。都心の混雑している道路には交通警備隊が増え、今までとは逆にモラルの低いドライバーが目立つようになってきた。

今回のゴミ問題も企業、レストランなどの営利組織には大きな影響を及ぼすことが予想され、数年かけて都心部では民間人にまで浸透していくだろう。

参考:Times on India Rs 10,000 fine for littering in public place