製造業

インド就職で苦労する「言語・意識・働き方」の違い

今回は実際にインドで就職している方にインド就職で大変だったことを聞きました。言葉の違いに苦労したことはもちろん、仕事に対する考え方の違いや、日本での経験が海外では通用しなかったこともあったそうです。インド就職を考えている方は、予め苦労するであろうことを知っておいてからインド就職すると心の準備もできて良いかと思います。

インドと日本の就職活動の違いについては次の記事を参考にして下さい。

参考記事
ここまで違う?!インドと日本の就職活動

インドと日本の言語の違い

インド就職を考えると他の国よりも言葉の問題を考えなければなりません。私はTOEICのスコアが850点あり、英語にそれなりの自信があったのですが、インドのヒングリッシュと呼ばれる抑揚がなく、発音も独特な英語にかなり苦戦しました。ヒンディー語で話しかけられていると思って「英語喋れる?」と訊くと「さっきから喋ってるよ」と言われたこともあるほど、ヒングリッシュは聞き慣れないものでした。このままでは仕事にならないと私は焦ってヒングリッシュを勉強しましたが、大事なのは英語力ではなく、しつこく聴き直すことが大事だったことに途中で気づきました。

世界の人々

何回聞いてもヒングリッシュが理解できず、適当に返事をした結果、仕事で大きなミスをしてしまい、上司に「君は、ハイハイと言うから理解しているのかと思った」と言われたことがあります。それ以来、完璧に理解するまでしつこく聴き直すようにした結果、会社の人たちは私の前ではなるべくゆっくり喋るようになってくれました。4年たった今でもインド人同士が喋る英語のスピードにはついていけませんが、みんながゆっくり喋ってくれるようになったので仕事には困らなくなりました。

訛の強いインド英語に対して不安がある方もいると思いますが、正直そこまで重要視することはないかと思います。「ゆっくり喋ってくれ」と言えば理解できるまでゆっくり喋ってくれる人が大抵です。

インドと日本での働くことに対する意識の違い

インドで就職すると、働くことに対する意識の違いについて苦労することがあるかと思います。例えば納期についてです。日本ではお客様に迷惑を掛けない為に一生懸命働き、納期に間に合わす為に休憩時間を削ったり、残業を延長したります。それに対してインドでは多少であれば納期を遅らせてもお客様に迷惑が掛からないという意識があります。

またインド人は就業時間内であっても、マイペースに仕事を取り組む人達や生産性に関係なく仕事をする人達が居ます。この問題については、インド人本人達にきちんと生産性や仕事に対する姿勢を理解してもらう必要があると考えました。生産性についてそれぞれ意識を持ってもらう為に1人1人の生産管理や評価付けを行う事によって現地の人達はしっかりと作業をしてくれるようになりました。

またインドでは自分が管理者であっても管理者として認めてくれない場合があります。上司であっても自分が不満に思っている事があれば不満を言ってくる人もいます。その不満に対してこちら側がなにも対処しないと、退社をしてしまう人もいます。これらに対してきちんと回答をしてあげる事によってそのような事態は避けられます。例え自分が管理者になったとしてもきちんとその事を理解した上で管理業務を行っていけば、問題に発展する事もないですし、作業者もきちんと自分の事を認めてくれるのです。

インドと日本での仕事の進め方の違い

日本で働いていたときと同じ業種であっても、インドでは日本で培ったスキルなどが全く役に立たないことがあります。つまり自分に幾ら技術や経験があったとしてもインドではそれが通用しないことがあるのです。例えばものづくりについて、日本では1番安全性・正確性を重視しますが、インドではスピードを優先するため、日本とは全く違った工具だったり修正方法を用いるため、ゼロからスキルを身につけなければいけなくなります。

したがってもし、あなたが日本で働いていた会社と同じことをインドでするのであれば、インド流の技術・ノウハウを身に付ける必要があるため、違和感を感じるかもしれません。逆に言えば、技術や経験を持っていない人にとって、これは大きなチャンスとも言えます。経験や技術が無くても、しっかりとインドに合わせた技術を習得すればインドの人達はきちんと認めてくれるはずです。

工場

まとめ

インドで働く事は言葉の問題、働くことに対する意識の違い等によって様々な問題に直面し大変ではありますが、インド人も同じ人間なのでコミュニケーションをしっかりとれば解決できる問題がほとんどであると私は感じました。こういった事をきちんと理解をしておけばどんな苦労があっても乗り越えられる人間になります。

今回の記事とは別の方が書いた「保険」などインド就職で困ったことについては次の記事を参考にして下さい。

参考記事
【言語・保険】インド就職で苦労したこと3選