農業への影響は高額紙幣廃止政策によるものではないとの発表


ある農業調査によれば、昨年11月に施行された高額紙幣廃止政策によって、影響がみられると予想されていた農業分野は、いまのところそのような影響は見られないとのことを発表した。

この調査はIDFによって行われ、9つの州で48地区が調査の対象となった。1月10日~20日まで実施され、指標に基づいて農業への悪化の理由に共通点はあるかどうか調べたとのこと。実際、その指標によれば、ラビ作物は昨年の同時期に比べて6%増加しているとのこと。ただし、これはおととしのモンスーン時に不足した、降雨が乾季にずれ込んだことあ影響している。それらを考慮しても、高額紙幣廃止政策による影響は少ないものとみられる。

ラビ作物とは、北インドにおいて乾季である10月~4月を作期とするもので、小麦、大麦などの油料作物が主である。残りの南西モンスーン期を作期間とするカリフ作物は、残りの重要な作物が当てはまる。

高額紙幣廃止政策によって、大きな影響は見られなかった。ただし、作物の価格は高額紙幣廃止問題にとは関係なく、下降傾向にあるという。その他どのような要因があるのか、引き続き調査は続けられる模様だ。

参考:TOI Note ban has had no immediate impact on agriculture, finds survey