デリー
インドの首都デリーとは
政府機関が集まる
インドの首都デリーは、大きく2つのエリアに分かれます。2つはオールドデリーといわれるエリア。100年の歴史があり、元々デリーというのはこのエリアのことを指します。歴史ある都市として認知されており、歴史的な建造物とその街並み、文化の深さを感じる雰囲気はバックパッカー始め世界中の観光客から人気があるエリアです。実際にディープなインドを感じたい方、日本でもテレビで目にする光景はこのオールドデリーで見ることができます。
反面、オールドデリーの南に大型の商業エリアが創られてからは中高所得層はそちらのエリアに向くようになり、今となっては昔ながらの暮らしをする人々が取り残されている印象があります。
一方でニューデリーと区別されるエリアはおよそ25年前にコンノートプレイスと呼ばれる大型商業エリアが誕生しました。若者向けのテナントや海外の人気ブランドがこぞって出店し、中心は一気にニューデリーに移りました。コンノートプレイスとオールドデリーの中心までは車で5分もしない場所にありますが、景色は一変します。光景が別世界のように変わり、デリーの変化の歴史が詰まっているように思えます。
インド工業の中心
インドの首都デリーは経済の中心で多くの日系企業が進出しています。中心地こそ車の数も多く、雑多な場所ですが郊外にでると広大な土地が広がっており、それらは使われていない遊休地として人口も少ないのです。メーカーの生産拠点も出来てきておりインドで成功している自動車メーカー、マルチ・スズキや本土の工場もデリーの郊外にあります。
空港、メトロ、鉄道の主要インフラが集まる
デリーには海外の窓口となるインディラ・ガンディー国際空港や地方都市への鉄道各線、デリー、グルガオンに手軽にリーチできるメトロも増えておりインド国内外への旅行や出張も便利です。
鉄道やメトロは市民の足になっており、メトロはグルガオンの終点からデリーのコンノートプレイスまで1時間程度で運賃は100円以下と非常に有り難い乗り物です。とはいえ、駐在員の方は車での移動が多いのでほとんど利用していないようですが。
デリーの生活
都心部は生活しやすい
デリー中心地には大学、企業が集まっていて活気に溢れており、商業施設やアクティビティも充実しています。ショッピングモールだけでなく、日本食レストランも最近ではかなり増えた印象があり、日本人にも住みやすい環境が整っていると言えるでしょう。
上述したとおり、デリーは交通インフラが非常に集まっているエリアなので移動にも便利です。道路も近年整備されているため、ガタガタ揺れて走る田舎道とは別次元で快適です。しかし、交通渋滞も激しく出勤帰宅時間のピークタイムはかなり混雑します。最近では国を挙げて交通ルールの厳格化を進めていますが、それらが浸透し機能し始めるまでにはまだ時間がかかりそうです。
大気汚染はすごい
インドは経済成長も注目されていますが、工業の発展に伴って大気汚染の問題も深刻しています。工場の排煙、工事現場の粉塵と車の排ガスなど、経済成長する過程で出てくる問題がインドにも降り掛かっています。
体調はどうなのか、と気になる方もいますが、人によりけりだと思います。ちなみに筆者は週末はフットサルをして思いっきり大気汚染を吸いながら運動しています。(全く気にしていませんが)
デリーの観光地
レッド・フォート
かつては城を守り赤い砦として君臨した遺産がこのレッド・フォート。外から見ると圧巻の大きさと存在感に圧倒されますが、中は公園になっており、まったり時間を過ごすのに最適な場所です。ここでの昼寝は最高に気持ちよかったです。
画層出展元: 海外旅行ベストシーズン
フマユーン廟
フマユーン廟はイスラム建築で、国内外から人気のあるスポットです。日本では同じくイスラム建築のタージマハルという建造物が知られていますが、デリーから気軽に行けるこのフマユーンもおすすめです。
画層出展元: 海外旅行ベストシーズン
クトゥブ・ミナール
画像出典元: http://blog.livedoor.jp/nacchan_123/archives/1275346.html