インド政府、大気汚染に関してインド独自の研究を進めていく


インド政府は、これまで、大気汚染のデータに関して、インド外部のデータに頼っていたが、政府内で大気汚染に関する独自の研究を進めていくことを発表した。

外部のデータは科学的検証が行われているという保証はないため、そのデータのみで結論に至るのには気をつけなければならないとのこと。今後、インドの環境省は、保健省と協力して大気汚染の傾向と影響を評価していくとのことである。ただし、もちろん外部のデータを全く利用しないということではなく、インド国内で大気汚染に関する信頼できるデータをとっていくことの意思表明でもある。

インド環境省は大気汚染による健康被害があることを否定していませんが、国内で科学的研究が行われていないため、それらに関する死亡者数を表示しないことで進めている。ただし、2015年8月に例外を発し、2006年から2015年半ばの9年間で急性呼吸器感染症(ARI)によって3万5000人が死亡したと議会に伝えている。

インド政府は今後、国内での信頼できるデータを取ることにより、具体的な対策を検討していくことになるであろう。

参考:TOI Won’t just go by foreign data, will do study on air pollution: Centre